25 Jul 2016

2016.7.23 Human Rights Now 10周年記念イベント「世界と日本。これからの話をしよう」


http://hrn.or.jp/news/7431/

貧困問題、LGBT、難民問題など、
私が注目してきた多文化共生だけのものでなく、
「人権」という大きなテーマからそれぞれの問題を考える機会となり、
良い経験ができました。

■貧困問題 (雨宮処凛氏)
・生活保護バッシングによって、自殺者が増えた
・表面的には分からない"見えない貧困者"がいる

■LGBT (上川あや氏)
・生殖機能を摘出なけば、LGBTである人の存在が法的に認められない
・世田谷区と渋谷区で同時にLGBTを認める動きがあったが、
   反対意見のFAXが何百通も送られてきた。在日韓国人に対しての内容もあった
・大阪 宝塚市も行おうとしたが、2千通の反対FAXによって実現できなかった
同性愛者が大統領になる国、家族が摘発して殺害される国が世界にはある
・最近はLGBTのT、もっとも弱い立場のトランスジェンダーへの集中攻撃がある
・思春期、社会人になる前の世代では、これからの生き方がわからず、自殺者が増える
 →最近はSNSやネットによって情報を得、ロールモデルが見えるようになったので、もっとオープンになってきた。

■難民問題 (安田菜津希氏)
・シリアでは国民の半分が国外へ難民として避難している
 →シリア人=ISの仲間だと偏見を持たれるので、
    自分の出身国を言うことが恥ずかしいという現地の人の声がある
・陸前高田、義理の父母様が東日本大震災にて被災。
 →仮設住宅で出会ったおばあちゃんの言葉が心に残っている
     「被災してみて、海外の紛争地の人の気持ちがわかった気がする、
      海外の情報をもっと知りたい」
他人のバッシング=当人の生きづらさ、余裕のなさが現れている

■HRN事務局長 伊藤和子氏
・9.11時、ブッシュの言葉
 「我々につくのか、テロリストの側につくのか」という二分法を用いて、
 「我々」側でなければテロリスト側だという見方が普通になってしまい、
アフガニスタンへの攻撃によって
民間人の人権侵害も「仕方がない」と平気で思われてしまう事態が発生した


もっといろんなお話、意見を聞くことができましたが、
掻い摘んで特に私が心に残ったことを記しました。

初めてこうしたイベントに参加し、
もともとの内向的性格、
知識や経験の無さからくる恥ずかしさから、
懇親会タイムではなるべく存在を消すことに力を注いでしまった・・・。

でも、アスリート芸人のM高史さんと、ライターの村山加津枝さんとお話しでき、
HRN事務局長の伊藤和子さんとなぜか一緒に写真撮っていただくこともできたので、
得た知識と一緒に結果オーライだったことにします(笑)

これからも他のセミナーに参加していく予定ですが、
特に私は人権問題において
難民問題とヘイトスピーチの問題に力を注ぐために
ボランティアや支援活動に参加しようと思っています。