17 Oct 2016

2016.10.13 ソーシャルアクションクラス 3日目

前回の記事では「すべて終えてから」と書いたのですが、
やっぱりもういいやと思ったので、明かします(笑)


私は現在、実は「開発教育入門講座」参加後から引き続き
DEARのソーシャルアクションクラスというものに参加しています。


■ソーシャルアクションクラスとは・・・

スタディツアーやワークキャンプ、
ボランティアに参加したことがあり、
もっと何かしてみたい

と思っている人などを対象に、
社会でどんな行動・アクションが起こせるかを考えながら、
この講座の最後には具体的に
参加者のグループで行動を実現することを目的としています。



ここに参加するようになって
私が前回のように興奮しているのは、

今まで自分が周囲の人間の中で
浮いてるのかな?と感じていたようなことが
ここでは肯定されるからです。


社会問題に興味があり、熱く語り始めたり、
世間的に当たり前だと思われていることに疑問を感じたり、
そもそもの根本を問うようなことを言い始めたり、

正直 煙たがられる人間なんだと思います、私は。

もしくは「意識高い系」で片付けられてきました。


このワークショップに参加している人は、
みんなそれぞれ興味を深めているポイントは違っても、
同じように社会問題に興味があり、
何かを変えたいと思っていて、実際に変えられると思っている。

ただ、
話す相手を選ばないと周囲から浮いてしまった
という経験もしている。

宗教的だと思われてしまうという経験もある。


もちろん、なぜ周りが自分に対してそう思うのかというのも分かるけれど、

そう思われてモヤモヤする自分の気持ちも他の人と分かち合えて、
私はとっても勇気をもらっています。

そうはいっても、すごくアクティブに活動されている人が大半で、
自分ももっと頑張らなくてはと反省する機会でもあります。

あと、皆さん海外経験が豊富で、
留学とかじゃなくて、ボランティアやスタディツアーで
発展途上国で活動しましたみたいな方がたくさんいて、
私の「海外コンプレックス」(私には海外での何の経験もない)というのが助長されます。(笑)


でも、今回のワークショップでは

「海外で何かしなければ、国際貢献ではない、というようなことはなくて、
国内の自分の身近な人・地域で活動することだって十分社会貢献になっている」

ということを他の参加者とともに再確認できました。



前置きがだいぶ長くなりましたが、
このソーシャルアクションクラスは全6回、12月まであり、
先日は3回目でした。


■3日目のコンテンツは・・・

①アイスブレイキング
       チームに分かれてパスゲーム。純粋に身体を動かして元気を出すという内容でした。

②宿題
       自分の周りの人にどんな社会的鼓動を起こしているかインタビューしてくる。

       →ここで学んだのは、グループの一人の宿題シェアの中で出た、
           一般的に開催されているスタディツアーは7万円くらいするが、
           実際現地の人に落ちるお金は600円程度でしかないということ。
           どれだけ仲介会社が利益を得ていて、現地のためになっていないのか・・・ショックでした。

       →私は日本語ボランティアのメンバーの一人の大学1年生の子にインタビューをしました。
           彼女が挙げてくれたアクションは、
           ・投票に行く
           ・投票率を上げるために友人に声掛けをする
           ・新聞に投稿する(準備中)
          でした。

          とっても興味深いのに、もっと踏み込んだところまで聞かなかったことを後悔!!
          19歳で選挙権が今年から与えられたので、
          きっと熱心に日本の政治に関心を持ったことでしょう。今度もっと聞いてみようと思います。




③「人がソーシャルアクションをするのはどんなとき?自分たちは?」
        というテーマで、鈴木洋一さんがプレゼンをしてくださいました。
        世界でのいろんな運動の存在を知りました。

        →私が特に印象的に感じたことは・・・

        【社会変革】とは、
        直接的/間接的に、人々の認識・価値観・行動を変えること

        でも社会変革を起こすことはとっても難しい。

        なぜかというと、人の認識・価値観・行動をコントロールすることは難しいから。
        少なくとも、すぐに変えることはできない。

        ただ、自分自身の意識をコントロールすることはできて、
        「なぜ」自分はその行動をしようとしているのかを常に問い続け、具現化し、
        人々から「共感」を得ようと努力することが大事

        というリサ・シャノンの言葉です。


       →もう一つ、とっても驚いたこと!

           2013年に13‐29歳に対して行われた
           「自分は役に立たないと感じるか?」という調査で
           イギリス、韓国次いで日本は3位に入り、
          若者は「自分は役に立たない」と感じているそうです。

          ※内閣府: 平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査

④自分がアクションしたこと/していることのピラミッド
        表を用いて、なぜその行動をするに至ったか、
        そのことに関心を持ち始めた出来事、きっかけ、実際の行動
        というように表を書いて、グループでシェアしました。

        多文化共生というテーマへ私を突き動かすものは、
        【国や文化が違っても、みな同じ人間】
        この、「同じ」というのが大きな力になっているのだと、
        分かっていたはずなのに、気づき切れていなくて、大きな学びとなりました。

        どこか、
        (他の動物にもあるけれど)
        人間の心の温かさに触れたい、触れ合いたい
        と思っているのかもしれません。


さて次回からは
実際にどんなソーシャルアクションをグループで起こしていくか
決まっていく予定です。

たぶん私が興味持っているような
多文化共生に関連したことはできなさそうな気がするけれど、
まったく違うことでも経験できるというのはとっても良い機会なので、
楽しみです!



最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございます :)

実はあんまり
本当に誰かが私のブログ読んでいるとは思っていなくて、
先日DEARのスタッフさんが私のブログ読んでくださったと聞いて、
非常に恥ずかしくなりました(笑)

人に読まれても恥ずかしくない、意味のある文章を書けるように
邁進してまります!!


DEAR ソーシャル・アクションクラス2016