20 Dec 2016

読書の・・・冬?

ソーシャルアクションクラスを振り返ったりして、
学びたい意欲がまた増してきたので、

読書週間(?)に突入しました!!


いや、本当はちゃんと、定期的に習慣的に
読書をしていることが一番望ましいんですけどね・・・。

子どものころ、あまり読書する習慣がなかったので、
大人になった今、克服中です。



・・・さて。


自分は、

何を学びたいのか、

何を研究していきたいのか、

何を突き詰めていきたいのか。

それを

誰のために、

何のために、

どのように、

活かしていきたいのか。


日々 自分自身に問い続けているのであります。



3つ、改めて大きなテーマを挙げました。



もともとは、このブログのテーマであるように、
国際理解教育や多文化共生を専門に知識を増やし、

日本にいる外国人にとって、もっと住みやすい国にし
地域住民にとっても、外国人と交流することで
より多様性があり豊かな人間関係をはぐくめるような、
そんな活動を広げていきたいと思っていたのですが、

最近、それだけでは足りないなと思ったのです。


私の力が有り余っているっていうことではなくて、
国際理解も多文化共生も、自分とは異なる「他者」を扱うのに対して、
まずは「自分」という存在をもう一度振り返る必要があると思いました。

なぜなら、
少なくとも私は、ですが、

まず自分が満たされなかったり、
自分が疲れきっていて心がすさんでいたりしたら、
他人のことなどに気は回らないし
思いやる気持ちなんか生まれないと思うからです。

実際に、完全に疲労から心を病んで
常にそういう気持ちになっていた過去の自分を知っているし、
今だって、小さな事かもしれないけれど、
都心の人混みや日々の喧騒にイライラしたり、疲れがたまっていたりしたら、
電車で席を譲ろうとか、
道でちょっと一歩待ってほかの人を先に通してあげようとか、
そういう心遣いができなくなる。


先日のソーシャルアクションクラス
「対話」「生きづらさ」「丁寧に生きる」「自己肯定感」という言葉を聞いて、
もっとまずは自分自身にゆとりを持てるように、
心の在り方とか生き方を考えていきたいと感じました。
心理学に近いです。



そして、2つ目。

先日のアメリカ人の友人たちとの会話
「権力に対して、おかしいと思う点があれば、市民は団結してそれに立ち向かう」
というアメリカの国民性に感化され、
歴史的な背景こそ違えど、
民主主義の市民権というものが
日本の若者の中でももっと広まればいいなと強く感じました。

なぜ日本の若者は政治的関心がないのか。

お隣の国、韓国はすごくアクティブで、
19歳でもしっかり政治的な活動をしている学生たちの特集番組も観たことがあります。

また違う機会に、フランス人の友人と話をしていて、
韓国の若者について調べてみるといいかもねとアドバイスされ、
今さっそく実行しています。

自分の生き方や在り方を意識するようになれば、
世の中の流れにただ乗るだけでは違和感を感じるようになると思います。

何かがおかしい、何かがしっくりこない。
もっとこうなれば世の中もよくなって、自分たちも生き生きとできるのに。

そう感じることができれば、
これからを生きる人たちが社会を、世の中を、
よりよくしていくために動き出すはずです。

「若者」「政治」「社会」「シティズンシップ(市民権)」がキーワードです。



最後、3つ目。

そうして、自分の環境や、それを取り巻く社会に関心を持つようになれば、
日本人とか外国人とか関係なく、
「他者」という存在により寛大な対応のできる人間が増えるのではないかと、
半ば期待ですが、私はそう考えています。

ここでやっと、「国際理解教育」や「多文化共生」を包括できるかなと。



なので、【10代20代】の
【自己肯定感】×【シティズンシップ(教育)】×【国際理解教育】
この3つの柱を軸にしたいと思っています。

(自分もかろうじて含め(笑)) 日本の若者や、
日本に来る外国人と、その子どもたちもが、
生きやすいと感じる日本社会にし、
一人一人が社会の一員として
日本社会を動かしていけるような環境を作りたい。


だいぶ綺麗すぎる感じになっちゃったけど、
本当にそういうこと。

まだまだ、序の序、なんですけどね。

道のりは長い・・・


とりあえず、
読書活動 = 読活 とでも言おうかな(笑)、
はじめの一歩はここからです。これからの課題図書~!

↓↓↓




どのようにその理想を具体化していくかは
まだ作戦会議中です!



17 Dec 2016

2016.12.15 『池上彰と考える"世界"を学ぶ意味』

『池上彰と考える"世界"を学ぶ意味: 世界から日本へ、日本から世界へ』
という講演を聞いてきました。


私は大学生ではありませんが、
一般市民も受け付けていたので応募したら、当たりました!


生・池上彰!!って興奮して楽しみにしていたのだけれど、
実際は私の目が悪すぎたのと、自分の席と舞台まで距離があったので、
池上さんのお顔はぼんやりとしか見えなかった・・・(笑)



講演は、池上さんが先週セルビアに取材に行ったというところから始まりました。

池上さんがこのセルビア取材で、訪問国(地域)が80ヵ国になるのに対して、
イモトアヤコは100ヵ国だそうで、張り合ってて悔しそうでした。(笑)

こんな風に池上さんは随所に笑いを誘う小話を盛り込みながら、

ドイツのベルリンの壁崩壊の背景にどんなことがあったのか、
現在のEUの難民の現状がどうなっているのか、

アメリカ大統領選の背景など、
世界情勢について分かりやすく解説してくださいました。



現在の情勢には、必ず歴史的な背景があること、

一言で「アメリカ」とか「ヨーロッパ」といっても、
そこにはいろんな人や文化、歴史、多様性があり、
実際は一言では言い表せられないこと、

ニュースなどのメディアで見ている各国の姿と、
実際にその国・地域に行って感じる現状は違うこと、など、


物事に関心を持ち、知り、背景まで考えることの大切さを
教えてくださったと私は感じました。



私は、池上さんの知識が果てしなく広いことを改めて目の当たりにし、
本当に尊敬しました。私も池上さんの脳みそが欲しい・・・。

こうやって、楽しようとするからいけないんですけどね!!(笑)

真面目に、もっと世界や日本のことに目を向けていこうと感じました。



ただ、池上さんは立場上あまり日本の政治に対して
こうした場で公言できないのだとは思いますが、

この90分の講演会の中で、8割がたがアメリカの大統領選の話だったので、
日本はどうなのかとか、
具体的な池上さんの立場を示さなくてもいいので、
日本の情勢についても目を向けるように
ヒントを投げかけてほしかったなあと個人的には思いました。

私のような一般市民の視聴者も多くいたようには思いますが、
開催場所が大学なだけあって、大学生も多かったはずなので、
現代の若者にもっと関心を持つように呼びかけてほしかったんです。



先日、アメリカ人の友人に
「なぜアメリカ人は若者も含め、大統領選や国の政治に対して
  あんなにも熱くなれるのか?」
と質問しました。

すると、
「アメリカの歴史の中で、イギリスから独立するために戦い、
 一般の市民であっても団結して立ち上がれば、
 権力のある者にだって立ち向かい、倒すことができる、
 ということを経験してきたからだ」
と教えてくれました。

「権力者が何かおかしければ、
  われわれ一般市民は立ち上がり、それを変えなければならないと思っている」

なんて国民性なんだ!
ちょっとカッコいいなと思ってしまった。(笑)

いま、韓国でも同じような現象が起きていますね。
国民性の背景は分からないけれど、若者も立ち向かっている。


日本は、あまり侵略されたり支配される危機感が、
島国だからなかったのかな。


私だって、日本の選挙に熱狂的な姿勢を見せているわけではないし、
いつも投票したって同じ結果で、自分の声が届いている感覚は皆無で、やる気が正直なくなる。

でも、だからって、投票しないということはやめようと最近強く思いました。

意思表示をしなければ、伝わらない!
言葉にしないと伝わらないっていうのと同じ。

最近知ったことなのですが、
オーストラリアでは選挙で投票しないと、国民は罰を受けるらしいです。

投票しない、というのも一つの権利で、一つの意思表示だという意見もありますが、
私は白票でもいいから、何か行動をしてほしいと思います。



私は、若者も含め、国民みんなが「自分事」として
日本の政治や情勢に関心と参加をしないといけないと思っています。

どうしたら、もっと政治的関心や参加を高めることができるのか、
これももっと掘り下げていきたいテーマだと思っています。

16 Dec 2016

ソーシャルアクションクラス発表会、他のグループの発表を見て

自分たちの発表も有意義だったけど、
他のグループの発表から感銘を受けたことも多くありました!

DEARブログ:ソーシャル・アクション・クラス2016 最終回!

私たち以外にもあと2つ、
「食」グループと「対話」グループがありました。


「食」グループの発表は、これがまた面白くて、
一人一人が個人で行ったアクションや、普段の生活の中で感じていることを
スピーチ風に話していました。

本人たちが意識してこうなったのかは分からないのですが(笑)、
私たち「難民」グループがプレゼン形式でややお固めだったのに対して、

彼らは良い意味でカジュアルで、個人の経験ベースで話すので、
聞いている人の共感度が高く、とっても楽しみながら学ぶことができました。

食に関する映画を観て学ぶアクション、
ドギーバッグという
レストランなどでの自分が食べきれなかった食べ残しを
持って帰って食料廃棄を減らす活動を普及している団体の話など、
新しい視点を養えました。



一方、「対話」グループは、
現代の多くの人が感じる「生きづらさ」というのは
どのように解消したらいいのか、という問いから始めていました。

「丁寧に生きる」のには、どうしたらいいのか。

生きづらさ、というのは、
常にshould、mustに追われている状態で、自己肯定感が低い状態です。


そこで、「対話」というものに着目したそうです。

自分のことを語り、ただ聞いてもらうだけでも、
聞いてもらった本人は、なんだか安心する。受け止めてもらったと思える。

また聞いている方も、
語ってもらうことで、今まで知らなかった相手に気づき、
意外と共通点があるということに、また安心感を抱く。

(「対話」グループのスライドより)

実際、自分のことをあまり親しくない人と語り合うというのは
すごくヘビーで大変なんだけれども、
対話をすることで、安心感を得、自分を自分で受け止めることもできる。
そして、自分の居場所というのを少しづつ発見していけるそうです。

また、こちらのグループはダイアローグ・イン・ザ・ダークというところで体験をし、
「言わなくても分かるでしょ」という思い込みを疑い
「言葉にしなければ、なにも伝わらない!」いう気づきも教えてくれました。


私も、昔からshould、mustに追われて生きてきたように思います。
このグループの発表を聞いて、すごく救われたような、納得したような気持ちになりました。

【対話 × 安心 × 居場所】 【丁寧に生きる】

これって本当に大事。


自分の心に余裕ができると、
他者への思いやりの気持ちを持つ余裕もできるようになるし、
結果的に 良いサイクルができるんじゃないかと思うんです。


ただ、スピードを求められる現代社会の中で、
丁寧に生きるという難しさも感じました。
どうしても、矛盾が生じてしまう・・・むむむ。


私はこの発表を聞いて、
自己肯定感・対話という心理学的な勉強もしたいなと思いました。

実はあと2つ、私が今後掘り下げたいテーマがあるのですが、
それはまた別の機会に触れたいと思います。

15 Dec 2016

ソーシャルアクションクラス終了!

そう、早いもので、
DEARでのソーシャルアクションクラス終了、修了したんです。

結果的に、私のグループは
多文化や難民にフォーカスするメンバーが集まったので、
私が興味関心を持っていた分野に取り組むことができました。


ただ、はじめはテーマが漠然としすぎて困っていました。
具体的に誰に、どんなアプローチをするのか、何をアクションとして行うのか。
時間的制限はないのか?費用面での余裕はあるのか?

そこで、コーディネーターの方の助言をいただいて、

ではまず、一言で「難民」といっても、
彼らがどんな生活をしているのか、どんな人たちなのか知っているのか?
という根本的な問いにたどり着き、

いや、実際は難民のことを自分たちが何も知らない!
会ったことすらない!ということを改めて気づかされました。

それから、「自分をソーシャルにする」というアクションを取るということになりました。
簡単に言うと、自分の知識を増やす、ということです。


ソーシャルアクションクラスの最終発表会では、
具体的で大きな成果を報告しないといけないと勝手に私は思い込んでいたのですが、

実はそんなことはなく、
こんなことを調べてみた、とか、これからこんなことをやってみようと思う、
というような中間報告的な感じでよかったのです。


なので、私たちはさぽうと21という難民支援団体に見学に伺い、
実際の活動について担当の方とお話させていただきました。

私たちが支援に参加したりすることはできなかったのですが、
その後も各自でテーマの担当を割り振り、
引き続き、難民について調べ学習をしました。

・難民の定義
・日米比較
・日本企業・NPOの取り組み
・日本の難民制度の詳細

このテーマに沿って、一人ずつ当日も発表しました。
私は日米比較を担当し、プレゼンという形で発表しました。


良いスライドとはとても言えませんが、
あまりこういうものを作った経験がないので、許してください・・・(笑)


同じグループでありながら、分業制であったので、
当日の発表を見て改めて学んだこともありました。

最後の、日本の難民制度の詳細を担当してくれた人の発表では、
ロールプレイングを行いました。

その中では、
日本の法務省や外務省の人の役や、難民者の役、難民支援NPOスタッフの役があったのですが、
そこから、いろんな人の意見や実情が垣間見れました。

多文化・移民・難民受け入れ賛成派という姿勢を貫いていると ついつい陥ってしまうのが、
なぜ国・政府として、友好的な姿勢を積極的に出せないのかという
社会的な対応の遅さや、反対派に対するフラストレーションを感じてしまうことです。

しかし、実際ロールプレイングを行い、それを見ることによって、
特に日本政府としては、難民として申請している人の中には
自国で左翼的な活動をしたために国を追われることになった人もいて、
その人を日本で受け入れることによって、
国同士の外交的な損害に繋がりかねない事情をはらんでいるという側面に気づきます。


もちろん、だからといって難民を見過ごして良いということにはならないけれど、
慎重派、反対派の主張も冷静に吟味する意味は十分にあると改めて学びました。

また逆もしかりで、慎重派、反対派の方々も賛成派の意見を冷静に受け止めて
生産的な議論ができると世の中もっと良くなると思います。



今回は結果的にあまり踏み込んだことはできませんでしたが、
知識が増え、今後のアクションの予定もでき、
他者の意見を受け止めるという学びができたので、よかったと思います。


そして、何より嬉しかったのが、こちらのコメント!!


「ひんちゃん」というのは私のニックネームなんですが、
あまり自信のなかったプレゼンを褒めていただき、
天にも昇るような嬉しさでした。(笑)

もっと人前で話すのを上達させたいと感じた出来事でした。



DEARブログ:ソーシャル・アクション・クラス2016 最終回!