DEARでのソーシャルアクションクラス終了、修了したんです。
結果的に、私のグループは
多文化や難民にフォーカスするメンバーが集まったので、
私が興味関心を持っていた分野に取り組むことができました。
ただ、はじめはテーマが漠然としすぎて困っていました。
具体的に誰に、どんなアプローチをするのか、何をアクションとして行うのか。
時間的制限はないのか?費用面での余裕はあるのか?
そこで、コーディネーターの方の助言をいただいて、
ではまず、一言で「難民」といっても、
彼らがどんな生活をしているのか、どんな人たちなのか知っているのか?
という根本的な問いにたどり着き、
いや、実際は難民のことを自分たちが何も知らない!
会ったことすらない!ということを改めて気づかされました。
それから、「自分をソーシャルにする」というアクションを取るということになりました。
簡単に言うと、自分の知識を増やす、ということです。
ソーシャルアクションクラスの最終発表会では、
具体的で大きな成果を報告しないといけないと勝手に私は思い込んでいたのですが、
実はそんなことはなく、
こんなことを調べてみた、とか、これからこんなことをやってみようと思う、
というような中間報告的な感じでよかったのです。
なので、私たちはさぽうと21という難民支援団体に見学に伺い、
実際の活動について担当の方とお話させていただきました。
私たちが支援に参加したりすることはできなかったのですが、
その後も各自でテーマの担当を割り振り、
引き続き、難民について調べ学習をしました。
・難民の定義
・日米比較
・日本企業・NPOの取り組み
・日本の難民制度の詳細
このテーマに沿って、一人ずつ当日も発表しました。
私は日米比較を担当し、プレゼンという形で発表しました。
良いスライドとはとても言えませんが、
あまりこういうものを作った経験がないので、許してください・・・(笑)
同じグループでありながら、分業制であったので、
当日の発表を見て改めて学んだこともありました。
最後の、日本の難民制度の詳細を担当してくれた人の発表では、
ロールプレイングを行いました。
その中では、
日本の法務省や外務省の人の役や、難民者の役、難民支援NPOスタッフの役があったのですが、
そこから、いろんな人の意見や実情が垣間見れました。
多文化・移民・難民受け入れ賛成派という姿勢を貫いていると ついつい陥ってしまうのが、
なぜ国・政府として、友好的な姿勢を積極的に出せないのかという
社会的な対応の遅さや、反対派に対するフラストレーションを感じてしまうことです。
しかし、実際ロールプレイングを行い、それを見ることによって、
特に日本政府としては、難民として申請している人の中には
自国で左翼的な活動をしたために国を追われることになった人もいて、
その人を日本で受け入れることによって、
国同士の外交的な損害に繋がりかねない事情をはらんでいるという側面に気づきます。
もちろん、だからといって難民を見過ごして良いということにはならないけれど、
慎重派、反対派の主張も冷静に吟味する意味は十分にあると改めて学びました。
また逆もしかりで、慎重派、反対派の方々も賛成派の意見を冷静に受け止めて
生産的な議論ができると世の中もっと良くなると思います。
今回は結果的にあまり踏み込んだことはできませんでしたが、
知識が増え、今後のアクションの予定もでき、
他者の意見を受け止めるという学びができたので、よかったと思います。
そして、何より嬉しかったのが、こちらのコメント!!
「ひんちゃん」というのは私のニックネームなんですが、
あまり自信のなかったプレゼンを褒めていただき、
天にも昇るような嬉しさでした。(笑)
もっと人前で話すのを上達させたいと感じた出来事でした。
★DEARブログ:ソーシャル・アクション・クラス2016 最終回!