24 Jun 2016

ボランティア6日目・実はみんなレイシスト?

ボランティア6日目。

前回のやる気満々な台湾人青年たちは現れず、
代わりにインドからの新しい方が来てくれました。

都心から郊外に引っ越してきて、
こののどかでフレンドリーな町が気に入ったとのこと。
なんだか嬉しい。

日本語は上手だけど、時々英語を混ぜないと難しい様子なので、
数少ない英語対応可のメンバーでヘルプすることが今後ありそうです。

「インド訛りの英語」ってよく噂は聞くけど、初めてちゃんと耳にしました。
確かに難しい・・・。
日本語なまりの英語もこんな風に聞こえているのかしら。

いろんな国の人に出会えて、いい経験だなと感じます。





さて、そしてこちらは、度々参照させていただいているマダムリリーさんの記事です。

http://www.madameriri.com/2016/06/18/how-to-be-less-racist/

皆さんは、どう思われましたか?

私は、一つ目の映像に関して、
映像だけ見せられたら、きっと何も思わなかったと思います。

少なくとも、この男性の人種が何かどうかと考えず、
ただ何かをしでかしそうなカットで演出されているから、何かあるのだろうと考えただけ。

また、この記事が何を言いたいのか分かったうえで見ると、
「この男性に対してレイシスト的な視点で見ると後でどんでん返しがあるよ」
ってことが言いたいのね。となりました。

これこそ、私は自覚症状のない重症レベルのレイシストになるのでしょうか。


二つ目の映像に関しては、
確かに、事前情報があると良くも悪くも
その先入観で人を見てしまうということはよくあることだと納得します。

だからできるだけ、自分から発する事前情報は前向きなものでありたいですね。
身近なもので言えば、友達や職場関係の人を紹介する時など。

一方では、
与えられた(特にネガティブな)先入観に引きずられず、
いかに、その人そのものに目を向けられるかということが、
私たちに求められる力量なのではないでしょうか。

21 Jun 2016

ボランティア5日目・外国人の孤独

ボランティア5日目は、
会にとっては 久しぶり、
私にとっては はじめまして の台湾人の二人が参加してくれました。

好青年 二人組で、
目をギラギラさせながら日本語上達したい意欲満載で
一生懸命、国のことやいまの生活のことを日本語で話してくれました。

どんな言語にかかわらず、
一生懸命 伝えよう、分かりあおうとする姿勢や、
学びを吸収しようとする姿勢には、
とても刺激を受けます。


こういう積極的で、どんどん外に出向いていけるような人は
友達作りも上手で、
あっという間に会話力も上達するでしょう。


でも、私も含め、内向的な人にとっては、
なかなか外国でコミュニティを開拓するのは難しい。

外国人ウェルカムを唄っているようなところにジャンジャン参加する
パーリーピーポーにはどうしてもなれない(笑)

そういう人にとっては、困った時に相談できる頼れる人がそばにおらず、
たわいのない話を聞いてくれる話し相手もいないというのが現実。

根暗でも怠惰でもなく、どうしたらいいのかわからないんです。
ただただ、孤独。

外国人観光客への対策や、外向的外国人へのパーティはあっても、
本当に信頼できて落ち着いて話せる相手や場所を求める人への手助けがない・・・

もちろん、対策動向でどうにかできるものではないのですが、

理由は人それぞれ、何であれ、せっかく日本に来て生活しているのなら、
「第二の故郷」と思ってもらえるくらいのハートフルな生活をしてもらえる環境を
作っていきたいなと、私はアイディアを考えています。

9 Jun 2016

ベトナムの日本語教育事情と技能実習制度、ボランティア4日目

先日、ベトナムの日本語学校に講師として勤めていた人のお話を伺う機会がありました。

ベトナムという国の背景と、その方が実際に経験した出来事を中心に、
ベトナムでの日本語教育事情と、
日本に存在する技能実習制度について触れていました。


まず、技能実習制度とは前回の記事の動画にもありますが、
改めて説明すると、

日本で習得した技能を開発途上国へ移転し、人材育成を支援することを目的としているものです。
(参考:厚生労働省の技能実習制度)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/global_cooperation/gaikoku/

「公益財団法人 国際研修協力機構」Japan International Training Cooperation Organization
(JITCO、ジツコ、http://www.jitco.or.jp/)が推進している。

近年は中国を抜いて、べトナムからの技能実習生が多いそうです。

しかし、世界中から非難されているように
この技能実習制度の受け入れ先企業による低賃金や時間外労働等のトラブルや、
また、実習生の失踪の問題が上がっています。

ベトナム人留学生はなぜ技能実習生を調査したのか(6)不当な「家賃」と巧妙化する搾取、悪化する対日感情


そして、この技能実習生が日本での実習を開始する前には、
4か月間、ベトナム本国で日本語を学習しなければなりません。

そこで大きなビジネスになっているのが「送り出し機関」と呼ばれる日本語学校。

その国の管理団体が推奨する日本語学校の情報をまとめたものを
JISCOはなんの監査もなくそのまま認可しているようです。
パッと見は公的な認可かと思いきや、
責任はなく、推奨、"指導"しているというグレーゾーンを保っています。

また、建て前上は
技能実習生はN4(日本語能力試験4級)を習得して日本へ送り出されている
ということになっているようですが、考えてみてください。

まったく未知の言語を4か月学んで、4級レベルを取ることは非常に難しいものです。
これも実際に日本に来て苦労する一つの要因にもなっているようです。



昨日のボランティア4日目にて、
引き続き中国人のOさんと、持ってきてもらったN1のテキストを基に
一緒に日本語の語彙の勉強をしました。

そこで彼女が実体験として語ってくれたのは、
彼女が通っていた日本にある日本語学校の講師は、
日本語教師の資格を持っておらず、主婦のパートタイムのようなスタッフが多く、
教え方や知識に偏りがあったとのこと。

「資格」がすべてではありませんが、
しっかりと授業料を取る機関で教える人間に、
それだけの技術があるかどうかということが
日本語の学習者にとってはとても大事だと思います。


早急な外国人技能実習制度の見直し、または撤廃と

JITCOが責任の問われる立場にしっかりと立ち、
推奨する日本語学校のクオリティの統一はしっかりなされるべきだと考えました。


4 Jun 2016

人身売買 Human Trafficking

http://www.madameriri.com/2016/06/03/modern-day-slavery/

またマダムリリーさんの記事から引用です。



私も大学で、人身売買についての講義を受けたことがあります。

その後お恥ずかしながら、
意識し注目することを怠っていたので
未だにこの問題が水面下になっていたことを
思い知らされ、本当に残念な気持ちです。

私たちの知らないところで、
3Kの仕事、性的搾取で被害に遭っている外国人がいるということを、
知らないといけません。

もちろん、外国人だけでなく、
日本人の中でだって被害に遭っている人はいるでしょう。

ドラマや映画の世界では無いんです。

中国人だから
安く雇って使い捨てればいいなんて
有り得ません。
(動画に出てきた方が中国人だったので、書きました)

「人権」「人間らしく生きる権利」は
全世界住民が持っているものです。


あなたが突然、

汚くて辛くて逃げ出すこともできない環境下で
無理やり働かされたり、

他人の性的欲求を満たす道具のように扱われたら

どう思いますか?どう感じますか?

3 Jun 2016

Zootopia

今日、「ズートピア」を観に行きました。

あらすじとかレビューを何も見ていなかったので、
ただの可愛い動物の話かと思いきや、全然違った・・・!

個人的に主人公ジュディの
「世界をよりよくしたい」という気持ちに重なる部分があって、
開始30分くらいで実は勝手に泣きそうになりました(笑)

草食動物と肉食動物というフィルターを通して、
多文化共生のテーマにつながる内容だったというのが
予想に反して感動。

スマホとかアプリとか、現代テクノロジーの社会を反映しつつ、
Disneyの自虐?ネタが垣間見れる笑えるシーンもありながら、

絶対に多くの人が見るべき内容だと思う。

少なくとも私は、とても勇気づけられました。
DVD買おうと思います。(笑)

映画を見たみんなの感想もぜひ聞きたいです。

ボランティア2日目・3日目と台湾旅行

☆ボランティア2日目

2回目からさっそく日本語の学習サポートに入りました。

マレーシアから2ヶ月前に来日したWさん。
ひらがなも読めるし、ごく簡単な挨拶程度の日常会話はできる方です。

今回は他の所で使ってる日本語のテキストを持ってきてくれたので、
習ったところの復習を一緒にしました。

「何時に〇〇する」といった日常の習慣や
お店の営業時間の話し方を練習しました。

何分と表すときに、
「1ぷん」「2ふん」と違いがありますが
私たち日本人は感覚で覚えている言い方を、
彼女もちゃんとマスターしてて感動!

なかなかスムーズに会話練習ができました。

彼女が生活で困ってることは、
スーパーで食品表示が読めなくて、
宗教上食べてはいけないものが入っていないかどうかの確認が
すぐにできないとのことでした。

確かに、それは大変…。

でも、日本語ができる旦那様の助けや
最近日本人のママ友ができて、
その人たちにも助けてもらえてるとのことなので、
安心しました!

Wさんか弱そうに見えて、意外と逞しい…!

「今日は一緒に勉強できて楽しかったです」
と嬉しいお言葉もいただきました♡

来週から1ヶ月はラマダーン(断食)の為、
お休みだそう。残念。

ちなみに
マレーシアでは日照時間が8時間に対して
日本は12時間もあるそうで、
12時間の断食はこの季節心配です。
脱水症状にならないといいな。。


今回は他に嬉しいことが二つあって、

一つは、
台湾人のHさんに私が週末
台湾旅行に行く旨を話していたら、
なんと台中・台南が詳しく載ってるガイドブックをくださいました!!

なんて優しいんだろう…
感謝感激♡

二つ目は、
中国人のOさんは久しぶりにいらしたそうで、
年齢が近そうな私にかなり親近感を抱いてくれ
連絡先を交換しました♪

日本人の友達ができたって喜んでくれて、
私も嬉しかったです。



☆ボランティア3日目

今回は先週お友達になったOさんとペアに。

女子同士らしく?
ファッションのこととか
携帯のアプリのこととか話したり、

中国と日本の文化の違いを
高校生の制服の観点から話したりして
私自身も勉強になることがありました。

彼女も本当に勉強熱心で、
私も頑張らねばと刺激をもらいました!

また
何度も私と友達になれて嬉しいと言ってくれるので、
人に頼りにされるというか
必要とされる喜びを感じているこの頃です♡



☆台湾旅行

台湾旅行は高校の友達 女子3人で行ってきました。

気候は日本の8月のようで、
気温は31℃くらいあり、
湿気は80%くらいありました。

でも私にとって意外と過ごしやすく、
何と言っても湿度が高いおかげで喉が潤って呼吸しやすかった(笑)

そして、どこに行っても
基本的に日本語対応しているという驚き…

看板ですら日本語で書いてあるものがあり
(キャバクラ的なところまで)
ちょっと複雑でした。

メキシカンのお店に行った時は
白人のお客さんが多く
自分がどこにいるのかわからなくなりました。

ただ、台湾の方はみんな優しくて良い人で、
道に困れば必ず優しく教えてくれるし、

タクシーのおじさんは
日本語も英語も通じなくて
強行突破で中国語で話してきたけど、
なんとなく意思疎通ができて、
観光地に着いたら
「料金は後で良いから
今はお金払わずに観光してきて、
後でまた他の所にそのまま乗せて行ってあげる」
って(中国語で)言ってくれました。

屋台の美味しいご飯作りそうなお兄さんと
その家族?のおばちゃんが
味見で他のお肉を一切れずつくれたり…

台湾でも快適に過ごせるんじゃないかと
友達と移住計画考えたくらいです(笑)

日本国内での国際交流も良いけど、
自分も旅に出て
外の世界に触れないとなあと感じた旅でした。